低用量ピルとは?
低用量ピルは、月経に伴うPMSのような症状の改善効果に加え、卵巣がん・子宮体がん・大腸がんの頻度を下げる効果があることが証明されています。ニキビの改善効果も得られるというがありますが、血栓症の中が必要になります。使用上の注意をきちんと確認し、内服することが重要です。
低用量ピルの効果・効能
- 避妊
- 重い生理痛を伴う月経困難
- ニキビの解消
- 月経時の精神状態の緩和
低用量ピルの用法・用量
1日1錠を毎日、定められた順に従って21日間連続で内服。7日間の休薬期間を設け、8日目から新しいシートの1錠目を服用する。以降は同様に繰り返して内服していく。飲み始めは、月経1日目から内服を開始しましょう。 1シート目の最初の1錠を生理初日に飲み始めれば、避妊効果はその日からあります。それ以外の日に開始した場合は、連続して7日間内服した後から避妊効果が出てくると考えてください。特に2シート目以降の最初の1錠を飲み忘れると、休薬期間が8日になってしまい避妊効果が大きく低下しますので注意しましょう。
低用量ピルの主な副作用
- 血栓症→直ちに服用中止、緊急の医療期間を受診してください。
- 頭痛
- 吐き気
- 不正出血
- 乳房の張り など
服用を始めて1〜2周期は、体内のホルモンバランスが変わるため体が慣れるために感じる症状です。ピル服用中まれに、うつ症状が出ることもあります。血栓症予防のためには禁煙・十分な水分摂取・適度な運動をしましょう。
使用上の注意
毎日服用することで効果が得られるものとなっている為、飲み忘れにご注意ください。また、毎日決まった時間に服用することをお勧めしています。急な下股の疼痛や虚脱感、しびれ、息苦しさなどがあった場合は直ちに使用を中止してください。 重篤な副作用を防ぐためにも定期的な検診をお勧めしています。万が一、飲み忘れがあった場合、当日もしくは翌日に気づいた時は、すぐに飲み忘れた錠剤を服用し、その日の錠剤も通常通りに服用します。2日以上連続して飲み忘れた場合は、服用を中止し次の月経を待ってからの服用再開となります。
経口避妊薬ヘルプデスク
飲み忘れが2日以上ある場合・または不明な点がある場合は下記ヘルプデスクへお問い合わせください。
03-6280-8404(クリックで電話できます)平日:10:00〜16:00(祝日・年末年始はお休み)
低用量ピルの使用禁忌
- 以前ピルを使用し過敏症が出た方
- 乳がん、子宮内膜がん及びその疑いがある方
- 35歳以上で1日15本以上の喫煙をする方
- 前兆を伴う頭痛がある方
- 重度の高血圧の方
- 妊婦または可能性のある方
- 授乳中の方
- 初潮前の女性
- トラネキサム酸を常用している方 など
低用量ピルの慎重投与
- 喫煙者
- 肥満の方
- 心臓などに既往がある方
- 40歳以上の方
- 現在、他に内服がある方
- 乳がん家族歴がある方
- 前兆のない片頭痛をお持ちの方
- 軽度高血圧の方
- 糖尿病または疑いのある方
- 肝障害など既往のある方
- てんかんの方 など
よくある質問
マーベロン・トリキュラーは、月経初日。シンフェーズは、サンデースタートなので、月経が始まって最初の日曜日です。
飲み始めたその日から効果があります。しかし、100%ではないので他の避妊方法を必ず使用しましょう。併用することによって、性感染症予防にもなります。
1日服用忘れの場合は、気がついたその時に服用し、その日の分も決まったじかんに服用しましょう。2日以上服用忘れがあった場合は、服用を中止し月経が始まるまで待ちましょう。
休薬期間を設けずに、移動させたい日までお薬を飲み続けましょう。月経移動に使用したピルは次回の月経移動の時まで取っておきましょう。
時間によって変わりますが、2時間未満の場合はもう1錠追加して服用しましょう。
服用開始時は副作用として、不正出血や吐き気、頭痛などが起こる場合があります。数日様子を見ていただいて、それでも治らない場合は受診しましょう。
低用量ピルの処方について
医療法人社団東信会が展開している「新宿スカイビル健診テラス」にて低用量ピルの処方をしております。低用量ピルの種類や料金については、コチラをご確認ください。
低用量ピルの処方を希望される方は、お電話にてご予約頂くか、「世田谷リウマチ膠原病クリニック 新宿本院」「新宿スカイビル健診テラス」へ直接ご来院頂ければ処方可能となります。
LINEでのお問い合わせも可能です。とても便利なので、是非ご利用ください。