定期開催イベントになりました。
イベント名:「世田谷リウマチ専門医に聞け!あなたの疑問、私たちが答えます」
リウマチに関するあらゆる疑問や悩み、日常生活での困りごと、治療方法に関する質問など、どんなことでも結構です。この機会に、私たちのリウマチ専門医に直接ご質問ください。
✨ こんな方におすすめです
- リウマチについてもっと知りたい方
- 日常生活での痛みや不安を感じている方
- リウマチの治療方法について興味がある方
いただいたご質問の中で、一部抜粋してご紹介させていただきます。
目次
イベント名:「世田谷リウマチ専門医に聞け!あなたの疑問、私たちが答えます」
リウマチに関するあらゆる疑問や悩み、日常生活での困りごと、治療方法に関する質問など、どんなことでも結構です。この機会に、私たちのリウマチ専門医に直接ご質問ください。
✨ こんな方におすすめです
いただいたご質問の中で、一部抜粋してご紹介させていただきます。
ご相談くださりありがとうございます。
シムジアの効果がなくなる頃に関節痛がみられているのですね。
まず、関節リウマチが進行するのは、関節炎が長く続いた結果に変形するため、数週間程度の場合はご心配に及びません。
シムジア投与前の関節痛が、実際に関節炎の再燃かどうかを、主治医の先生に診てもらうことをお勧め致します。
シムジア投与にて関節痛が治まるようでしたら、飲み薬の追加などで対応可能かもしれません。
もちろん二次無効の可能性もございますため、妊娠に影響しない他のお薬に変更することや、もしまだ直近で妊娠の予定ないようでしたらもう少し選択肢が広がりますので、一番合うお薬でまずは寛解になることが大事かと思います。
主治医の先生は将来の妊娠・出産の可能性を考えてリウマトレックスを処方せずにシムジアとしていると理解しました。
まずは、シムジアの効果減弱している可能性をまずしっかりと採血検査、関節エコー検査、関節MRI検査などで評価する必要があります。
その結果、効果減弱がしている可能性があれば治療強化が必要になります。
もし、妊娠まで時間的余裕があれば基本に立ち返りリウマトレックスを開始する方法もあります。リウマトレックスとシムジア治療でしっかりとした寛解を導入したのちに、
妊娠を希望する場合にはリウマトレックスの服用を中止して1回生理がくれば赤ちゃんに悪影響なく妊娠することが可能です。
直近で、妊娠する予定がなければもっとも有効な治療変更だと思われます。
現在も妊娠希望がある場合には、シムジアに加えてプログラフやアザルフィジンENなどの内服薬を追加することで効果はゆっくりですが関節症状が改善する可能性があります。
プログラフやアザルフィジンENは妊娠時でも服用を継続することは可能です。
今後も妊娠希望がありかつ即効性と有効性を期待するときは、シムジアをエンブレルなどに変更する方法も検討されます。生物学的製剤を変更することで治療効果得られる可能性があります。
【資格】
医学博士,日本内科学会総合内科専門医,日本リウマチ財団リウマチ登録医,日本リウマチ学会リウマチ専門医,日本リウマチ学会リウマチ指導医,日本リウマチ学会評議員,日本医師会認定産業医,身体障害者申請医(肢体不自由)
【専門領域】
関節リウマチ全般,リウマチ膠原病患者の妊娠希望者診察,膠原病一般 など