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【リウマチ】リウマチの初期症状と特徴について

2023 3/08
リウマチ
2022年12月21日 2023年3月8日
目次

リウマチの代表的な症状

進行が進んだ状態の症状は聞きたくない、見たくないと思いがちです。しかし、それらは適切な治療をいなかった場合に至る症状であり、そうならないためにもしっかりと認識し、なるべく早く診断、治療を開始するべきです。リウマチとの診断を受けておらず、もしかしてリウマチかも知れないと悩んでいる人は次のチェックリストを確認し、該当項目があるときはできるだけ早めに専門医を受診するべきです。

リウマチかも?チェックリスト

  • ドアノブが回しにくい
  • ペットボトルのキャップが開けにくい
  • 歯ブラシが持ちにくい
  • 牛乳パックが開けにくい
  • 箸がうまく使えない
  • 起床直後の動作に違和感がある
  • 朝、歩いた時に足の裏に違和感、痛みを感じる
  • あくびをすると顎関節が痛む

チェックポイントの中で「起床直後の動作に違和感がある」と書きました。さらに具体的な初期症状と考えられるケースとして三つ例示します。

  • 起床時の関節の強張りが15分以上続いているように感じる
  • 関節のこわばりや腫れ、痛みが2週間以上経っても続いている
  • 関節で腫れや痛みを感じる場所が体の左右両側にある

起床時に関節のこわばりを覚える事例では、例えば朝起きてすぐ手指を使う細かな作業がしにくいのですが、30分ほどで落ち着きます。日中や夜間はこわばりも落ち着いているため、この頃は関節内に炎症が起きていての外側からは分かりませんから、朝起きた時の軽いむくみとつい思いがちです。人によっては体がだるい、微熱が出る、食欲がない口内炎ができるなどといった症状がある人もいるのですが、これも風邪や疲れが溜まっているのかと見過ごされることもあります。

朝に強張りが強く出やすい理由は、就寝中に関節を動かすことが少ないので体液がたまるためです。ベットから起きあがろうとしてサッと立てなかったり、指が曲がりにくくてボタンがはめにくくなったりする人もいます。こうしたこわばりが昼寝をした際や、体を日中に動かさずに同じ姿勢を続けた時にも起きることがあります。

こわばりを覚える継続時間としては、1回15分以上、しかも1〜2週間続くようなら関節リウマチの疑いが濃くなってきます。

痛みについては、リウマチのごく初期の段階では、自然にしているとまったく痛みを感じていない例が多いようです。しかし、関節を押してみると痛みを感じたり、洗面の時に水道の蛇口を捻ったり、掃除の際に雑巾を絞ったりと少し複雑な動きをすると痛みを自覚することもあるようです。

しかし、やがて何もしていなくても痛みを感じるようになり、痛みはずっと一定ではなく、時折強くなっていくのが一般的なようです。また、精神的なストレスや仕事などでの疲労の蓄積、湿気や寒さ、気圧の変化などによる、痛みが増したり強くなったりすることも知られています。

リウマチの特徴

リウマチの特徴としては、左右対称の関節に症状が出ることがあります。しかしこれが完全な対象とは限らず、左は指先で右側は手首に痛みを感じるなど、時には片側一方だけに症状が出ることもあります。とにかく、こわばりが一定時間以上続いて腫れや痛みを伴う自覚症状があるなら直ちに専門医に受診するべきです。

全身症状でみられる初期兆候の特徴

  • だるさや疲れやすさを感じる
  • 微熱が続く
  • 食欲不振、体重減少がある

免疫の働きに異常をきたすと、関節の他にもさまざまな症状が現れます。体がなんとなくだるい、少し動かすとすぐ疲れる、微熱が続く等です。関節症状が出る前からこうした不調が慢性的に出ることもあります。このほか結婚や出産、就職や転職、リストラといった生活環境面の大きな変化があったときや更年期などの時期はリスクが高まるので注意が必要です。

関節は、骨と骨とが連結する部分で曲げる動作を可能にしています。伸ばす、曲げる、回すなどの基本動作をする動きをしているのが関節の構造です。関節の中では骨と骨とが、わずかなすき間を挟んで向き合っており、相対する面は軟骨で覆われています。軟骨は水分の多い弾力性に富んだ組織で、骨同士がぶつかって痛みが生じたり、損傷しないようにクッションの役割を果たしています。

骨の連結部分全体を包んでいるのが関節包という袋状の組織で、関節包の内側を覆っている膜が滑膜です。滑膜は関節駅という体液を分泌して関節包の内部を満たしています。関節液は、軟骨に栄養を運んだり、老廃物を回収したりする働きもしていて、これらが揃った状態が保っていれば人間はスムーズに関節を動かすことができるわけです。

関節の炎症が進むと・・・

関節の炎症が進むと痛みや腫れが出てきます。関節を動かさなくても痛みが出ることもあり、動かし続ければ痛みが増します。手足の場合は左右同時に症状が出るのが特徴です。手足の関節のほか、足首や肩、肘、膝、股関節など痛ないよがあちこちに移動することもあります。

次に炎症が進むと関節に水が溜まり、それが見た目からもわかるようになります。関節の摩擦を減らすために関節内の滑液が貯まることもあります。さらに進行すると、ここからは関節が破壊され、筋肉が萎縮することから関節の変形も怒ってきます。骨膜と合わせて骨にも変化が現れます。サイトカインなどによる刺激で破骨細胞が活性化されて、関節の軟骨が薄くなり、骨も少しずつ破壊されていって脆くなってしまいます。そこに増殖した骨膜が徐々に食い込んでいき、関節に変形が現れ始めるのです。

最終的には骨と骨がお互いにくっついたまま固まってしまう強直(きょうちょく)と呼ばれる状態になります。こうなってしまうと、もはや関節を動かすこともできなくなり、日常生活にも大きな支障をきたします。

指で変形が起こる場合

指で変形が起こる場合は反り返ったり外側を向いたりして、足指の場合は外反母趾のような形に変形することもあります。これらの変形をリウマチ変形と言います。ネット検索をしていて目に飛び込んでくる画像はこうしたものです。

手指のようには目立たないものの、膝にも変形が起きます。関節の内側が破壊された場合は膝が外側に変形し、関節の外側が破壊された場合は膝が内側に変形します。肩関節で破壊がおきると脱臼を起こしやすくなり、筋肉と骨を繋いでいる腱も薄くなります。

肩関節に症状が起き始めた時には、肩の周囲が痛んだり、腕を上げにくくなったりするため、五十肩と間違われることもあります。肘関節に破壊が起これば、肘は変形し、曲がったまま伸びなくなってしまうことがあります。

発症初期には少ないものの、発症から時間が経過する間に増えてくるのが股関節への障害です。破壊が起こると痛みが強く出るため歩くことが難しくなり、さらに進行すれば寝たきりになってしまいます。指関節に問題がなくても、ここでの神経圧迫から手を動かしにくくなることもあります。さらに悪化して脳の延髄という部分も圧迫するようになると、命の危険にも及びます。

最後に

ここまで、病気が進行すると起こると考えられる症状を上げてきました。これらは適切な治療がなされなかった場合のことです。以前のようなほとんど治療法がなかったというときは、ひどくなるとこのような状態になってしまうこともままありましたが、今の新しい治療法を実施すれば、このような状態にまで至ることはほとんどなくなりました。

ただ、適正な治療を受けなかったらどうなるかを知っておくことは非常に大切です。

リウマチ
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この記事を書いた人

吉田智彦 医療法人社団東信会 世田谷リウマチ膠原病クリニック総括院長

【資格】
医学博士,日本内科学会総合内科専門医,日本リウマチ財団リウマチ登録医,日本リウマチ学会リウマチ専門医,日本リウマチ学会リウマチ指導医,日本リウマチ学会評議員,日本医師会認定産業医,身体障害者申請医(肢体不自由)
【専門領域】
関節リウマチ全般,リウマチ膠原病患者の妊娠希望者診察,膠原病一般 など

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▼東信会 統括院長 吉田智彦 著書
▼ドクターズファイルに当院が掲載されました。
▼ドクターズファイルに吉田統括院長の独自取材記事が掲載されました。
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