MENU
  • ホーム
  • 医療法人社団東信会について
  • クリニック一覧
  • お問い合わせ
世田谷リウマチ/医療法人社団東信会世田谷リウマチ膠原病クリニックが監修しています。
世田谷リウマチポータル
  • ホーム
  • 医療法人社団東信会について
  • クリニック一覧
  • お問い合わせ
世田谷リウマチポータル
  • ホーム
  • 医療法人社団東信会について
  • クリニック一覧
  • お問い合わせ
リウマチ・膠原病と漢方などの東洋医学を融合した統合医療について情報発信しています。

リウマチ因子陽性の考え方

2023 10/30
リウマチ
2023年8月21日2023年10月30日
目次

リウマチ因子陽性の考え方

健診のリウマチ検査(リウマチ因子、リウマトイド因子)で陽性だったので心配だという方の問い合わせや受診が多いのでお答えします。

普通の人でも、リウマチ因子陽性というだけのかたは大勢います。

健常者の3%、高齢健常者ではなんと10%も陽性に出ます。また女性は男性より陽性率が高くなります。一方、ほんとうのリウマチのかたでも、70%(発症時)しか陽性に出ません。

リウマチ因子陽性で、意気消沈する人もいらっしゃいますが、関節リウマチになる確率がすこし高まった程度であり、関節症状が無く、リウマチ因子陽性ということだけであれば、1回/年の健診でフォローアップで良いと考えます。

しかし、関節痛があったり、こわばりなどの症状がある場合にはリウマチ専門医へ受診してください。

RF陽性(15以上)の場合
RF陽性(15以上)
関節痛あり/こわばりあり
専門医を受診
抗CCP抗体/エコー/MRI
無症状
1回/年の経過観察

抗核抗体陽性の考え方

健診で抗核抗体が陽性の方の対応方法をお示しします。

抗核抗体は、全身性エリテマトーデス(SLE)などの膠原病の患者様の多くで陽性となります。抗核抗体は希釈倍率で示すので、40倍、80倍、160倍などの数値で示されます。40倍以上(40未満正常)は陽性と判定されますが、健康な人でも40倍の陽性者はいらっしゃいます。

また年齢とともに抗核抗体の陽性率は上昇します。


抗核抗体が陽性であることイコール膠原病となりませんが、160倍以上あれば全身性エリテマトーデスなどのスクリーニングが必要と考えます。

抗核抗体のパターンによって発症しやすい膠原病が推測されます。

無症状であれば、 1回/年の健診でフォローアップで良いと考えます。

しかし、これまで不明熱があったり、関節痛、皮疹やレイノー現象があったりするのであればリウマチ専門医へ受診してください。

抗核抗体陽性(40以上)
抗核抗体陽性(40以上)
40倍以上で発熱、皮疹、関節痛、レイノー現象など
専門医を受診
抗核抗体のタイプから精密検査
40倍以上で無症状
1回/年の経過観察
160倍以上で無症状
専門医を受診

関節の痛みや皮膚の変化など、何か異変を感じた際は、お気軽にご相談ください。それ以外の場合は、毎年の健診で状態を確認してまいります。何か疑問や不安がございましたら、いつでも私たちにご質問ください。一緒にきちんとフォローさせていただきます。

リウマチ
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
  • 仕事、スポーツ、妊娠・出産、旅行…… 日常生活を取り戻した リウマチ患者16のケース
  • リウマチ寛解後の生活について

この記事を書いた人

吉田智彦 医療法人社団東信会 世田谷リウマチ膠原病クリニック統括院長

【資格】
医学博士,日本内科学会総合内科専門医,日本リウマチ財団リウマチ登録医,日本リウマチ学会リウマチ専門医,日本リウマチ学会リウマチ指導医,日本リウマチ学会評議員,日本医師会認定産業医,身体障害者申請医(肢体不自由)
【専門領域】
関節リウマチ全般,リウマチ膠原病患者の妊娠希望者診察,膠原病一般 など

関連記事

  • 【実話紹介】遠方からのご来院で診断に至った患者様のケース
    2024年11月12日
  • 【紹介】「自分らしく生きる力」— 全身性エリテマトーデス(SLE)と向き合う患者さんたちの前向きな活動
    2024年11月8日
  • 【第三弾】世田谷リウマチ専門医に聞け!あなたの疑問、私たちが答えます
    2024年10月11日
  • 【関節リウマチの方へ】COVID-19ワクチン接種の重要性
    2024年8月15日
  • 【第二弾】世田谷リウマチ専門医に聞け!あなたの疑問、私たちが答えます
    2024年5月9日
  • 【第一弾】世田谷リウマチ専門医に聞け!あなたの疑問、私たちが答えます
    2024年1月28日
  • 関節リウマチ治療において経口メトトレキサートからメトジェクトへ変更した患者の有効性と安全性の評価 
    2023年12月12日
  • 【イベントのお知らせ】世田谷リウマチ専門医に質問しよう!
    2023年11月20日

コメント

コメントする コメントをキャンセル

CAPTCHA


独占記事
クリニック一覧
  • 東信よしだ内科・リウマチ科
  • 世田谷リウマチ膠原病クリニック 新宿本院
  • 新宿スカイビル健診テラス
  • 国分寺リウマチ膠原病クリニック
  • 世田谷リウマチ膠原病クリニック祖師谷
人気記事
  • 【リウマチ】リウマチの初期症状と特徴について
  • 【リウマチの治療薬】フェーズごとに解説します。
  • 【リウマチ】発症しやすい年齢には三つのピークがある
  • 女性ホルモンとリウマチの深い関係
  • リウマチは遺伝する?リウマチの根本原因について
▼メディア情報
▼東信会 統括院長 吉田智彦 著書
  1. ホーム
  2. リウマチ
  3. リウマチ因子陽性の考え方
  • TOPページ
  • クリニック一覧
  • お問い合わせ
  • プライバシーポリシー

© 世田谷リウマチポータル.

目次